やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

南海電鉄にとっては運の悪い時期でしたね

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大阪市営地下鉄堺筋線の相互乗り入れについては、以前に保育社のカラーブックスで電圧と軌間の問題で南海電鉄が断念した経緯が記載されていたのを覚えていました。
その時は、時の近畿陸運局長の裁定で阪急側に軍配が上がったというような記載がされていたので、そうだったのかと思ったのですが、実際は近畿陸運局は南海側にも柔軟に対応していたということで、上記の記事を読んでこの点はとても意外に感じました。

もし、南海側が1,500Vへの昇圧を受け入れて、阪急側が千里線の狭軌化を受け入れていたら、大阪の南北間のアクセスも現在では少し違ったものになっていたのかもしれません。実際に南海は、昭和48年に1,500Vへの昇圧を行なっていますしね。

ただ、南海3大事故が発生した時期と重なったのが、南海にとっては運が悪かったと思います。これによって昇圧が後回しになったわけですし。
ほんの少しのタイミングの違いで、未来が大きく変わった事例の一つとも言えると思います。