巨人アマゾンがヤマトに屈したという風に見えるのかもしれませんが、おそらくはどの運輸業も需要に対応できないということが大きな要因だと思います。
理由は人手不足でしょう。
各種シンクタンクの調査で、ドライバー不足が深刻になっているという結果が出ていますし。
そこが改善されない限りは、運輸業で需要が供給を上回る状態はそのまま続くと思います。
運輸業の供給不足が続けば物流コストの上昇を招き、その結果、仕入や販売のコストが上昇して物価高騰に繋がるのではないかと私は考えます。
折しも、鉄鋼や石油などの原材料価格や野菜や魚介類などの食材価格が上昇していますし、思っている以上のインパクトを社会に与えるのではないかと私は不安に感じます。
これまでは外需やインバウンドが好調だったこともあり、国内の個人消費は鈍いながらも景気は良くなっているという判断がなされてきたわけですが、物価高騰ともなれば個人消費をさらに冷え込ませる大きな要因になりますので、今年は正念場になるのではないかと思いますね。