やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

新生「大阪メトロ」に望むこと

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もともと輸送人員と収益ともに他の関西大手私鉄と肩を並べる存在ですので、民営化が地元経済に与える影響は大きいと思います。
事前に策定された地下鉄民営化プランによれば、これまで制限されていた関連事業への進出が可能になりますし、大阪市保有する大阪地下街の株式も大阪メトロに譲渡されるようですしね。
地下鉄にとどまらない都市開発を活性化させる核として存在感が高まればいいと思います。

地下鉄そのものについては、今後の運賃の値下げについてはもともと期待していますが、それよりも運行時間の延長は最優先でやって欲しいと思います。
大阪の経済活性化に貢献しているインバウンド需要をさらに取り込むには、いわゆるナイトタイムエコノミーにどう対応するかが最近問われています。
ネックとなるのが深夜の移動手段で、大阪都心を運行する地下鉄が運行時間を延長することで、その移動手段の役割を担うのも一つのアイデアだと思います。

大阪市外への本格的な路線延長や相互乗り入れも期待しています。
相互乗り入れについては、軌間や電化方式の違いはあるでしょうが、電化方式については蓄電池駆動電車を使用する方法もあるでしょうしね。
まあ、相互乗り入れとまでは言わなくても、市外でJRや他の私鉄と接続するだけでも、乗り換え需要を取り込めるとは思いますし。
積極的な対応には期待したいですね。

大切なのは、初めから「出来ない」と決めてかからないことでしょう。
そんなものは評論家の言い草ですし。
民営化によって可能になる経営の自由度を最大限発揮してほしいと思います。