やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

銀河英雄伝説 Die Neue These 第5話「第十三艦隊誕生」

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自由惑星同盟第13艦隊章

被保護者に躾けられる保護者ヤン・ウェンリー

前回の終わりに顔見せがありましたが、この物語のキーパーソンの1人であるユリアン・ミンツがようやく登場。
梶さん演じるユリアンがまんまでした。
保護者を躾けるしっかり者で、今回のユリアンの方が原作のイメージに近いですね。
まあ、ユリアンの所作は息子というよりは怠け者の父親を叱りつける娘のような感じはしましたが。

自由惑星同盟の自由なき実体

舞台はアスターテ会戦の戦没者慰霊祭へ。
ここであのヨブ・トリューニヒト国防委員長(国防相)が登場。慰霊祭というよりは、トリューニヒトの政治的ワンマンショーといった体になっていました。
トリューニヒトの演説自体にはカリスマ性は感じられませんでしたが、むしろこの方にリアルさが感じられました。政治家と軍、軍需産業が結託して惰性で戦争を続ける事例は実際の歴史上にも数多くありますが、民主国家においてもその危険性があることをこの場面は示していると思います。
それと同調圧力の怖さですね。
席を立たなかったヤンとトリューニヒトの演説に真っ向から反対意見を述べたジェシカは、それだけでも稀有な存在だと思いました。

新艦隊の誕生と無茶な命令

そして、ヤンは少将・艦隊司令官に昇進し、提督と呼ばれる身分になることに。
そして、最初の任務があのイゼルローン要塞の攻略。
これがどれほど無茶な命令かについては、次回に詳しい説明があると思いますが、数少ない2人のセリフからシトレ元帥の老獪さとヤンの深謀遠慮が伺えるとは思いました。
まあ、ヤンの「深謀遠慮」については次回で種明かしがあるとは思いますが。

次回からはいよいよ第十三艦隊によるイゼルローン攻略戦。
二話に分けて放送されるようで、力の入った攻略戦を期待しています。
差し当たっては次回予告の背景に出ていた、シェーンコップ大佐率いるローゼンリッターがどのように描かれるかが楽しみです。