やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

中之島線延伸の可否が「東西軸」復権の鍵になりますね

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この記事では触れられていませんが、中之島線の九条などへの延伸が今後の鍵になると思います。
JR大阪環状線内側の大阪都心で、鉄道が東西に接続されることに効果があることは、1997年のJR東西線の開通や2009年の阪神なんば線の難波への接続が証明しています。特に阪神なんば線については、2010年4月に当時の住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)が、阪神なんば線開通が2,000億円近い経済効果をもたらしたと発表しています。(PDF

淀川右岸を走るJR線や阪急線が京都から大阪を経由して神戸まで路線を伸ばしているのに対し、淀川左岸を走る京阪線淀屋橋中之島が終点であり、神戸へ行くには京橋でJR線に乗り換えるか、淀屋橋で梅田か難波に行く必要があります。
そのため、淀川右岸の吹田市茨木市などに対して、淀川左岸の枚方市寝屋川市などは神戸方面に行くには便が悪くなっています。
中之島線の九条や西九条への延伸は、淀川左岸の住民にとっては利便性の向上に繋がりますし、中核駅の再開発よりも更に経済効果は高いと思われますので、IRの成否以前に整備すべき路線だと個人的には思います。
もっとも、京阪の経営判断次第だとは思いますが。

なにわ筋線で南北の鉄道網が強化されることに加え、もし京阪線中之島線の延伸を実現することができれば、大阪の鉄道網は飛躍的に利便性が増すと思います。
大阪の都市機能の強化にも繋がりますし、是非実現されればと思います。