一つの区切りがついたというところですね。
まあ、あれだけの犠牲者を出し、社会を混乱させたわけですから、早晩執行されるのは分かりきった話でしたし。
これが欧米なら、イスラム原理主義者への欧米の対応を見ている限りでは、裁判によらず既に逮捕時に射殺されていたかもしれません。
ただ、問題はこれからでしょう。
オウムがなぜあそこまで若者の心を捉えたのか。
異常者の集団による犯罪として片付けられるような安易なものではありません。
周囲にいる普通の人間が入信して、あのような社会を震撼させる行動に出た。
そこに、オウムによる一連の事件の恐ろしさがあると思います。
これまでは普通に生活していた人が洗脳されて異常な行動に出る。
カルトの恐ろしさはそこに尽きるでしょう。
カルトに悩みをつけこまれるなど、個人的な精神的要因はあると思いますが、普通の人間でもカルトにはまる可能性があることは特に注意する必要がありますね。
カルトにのめり込まないためにはどうすべきか?
これまで以上に社会全体が取り組むべき問題だと思います。