やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

藤原道長が「望月の歌」を詠んだ日からちょうど1,000年に

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寛仁2年(1018年)の旧暦の10月16日、藤原道長の三女威子が立后された際の祝宴で、当時の朝廷の実力者であった藤原道長が詠んだ「望月の歌」は、後の五摂家の源流となった御堂流藤原氏の権勢の象徴として、あまりにも有名です。
今年の旧暦10月16日は本日11月23日の勤労感謝の日であり、今回、ちょうど1,000年目ということで、満月の話題が多く出ていました。

考えてみれば、旧暦である太陰暦は月の満ち欠けを月の周期としているので、旧暦さえ分かれば満月がいつの日かは見当がつくんですよね。
例えば、月が見えない状態をなぜ新月と呼ぶかと言えば、その日が旧暦では月の始まりの日(朔日)だからです。
月の初めから月が満ちて中頃に満月になり、月の終わりに向けて月が欠けて行くので、ちょうど月の中間が満月になります。
中秋の名月十五夜という言葉が出てきたり、今回の「望月の歌」が旧暦の16日なのも、旧暦である太陰暦に起因しています。

そう考えると、旧暦を知っておくことは歴史上の事件に対する理解を深めることにも繋がるのだろうと思います。
このような物にも、歴史との関連があると気付かされた一日でした。