上記のインタビューで特に印象に残ったのは、下記の部分でした。
「僕自身もコンサルに入る前はロジックや戦略がすごく大事だと思っていた節がありましたが、いざ入ってみると、必ずしもそうではないことに気づきました。ビジネスなので、ロジックがなければただの素人です。ロジックが身に付いているのは「当たり前」で、そこから差が出るのは、人を動かすための『感情の部分』なのです」
この「感情の部分」に配慮できる人物がマーケティングのトップに就いたからこそ、マクドナルドがV字回復したのでしょう。
企業の経営改善には様々な手法がありますが、この「感情の部分」に踏み込むことは様々な人の思惑が交錯するだけに、非常に難しい手法だろうと思います。
それだけに効果は大きかったのでしょうね。
もっとも、これからどこまで持続させられるかで評価は分かれると思いますが。
これからの人口減少社会においては、働き手としての人、協力者としての人、そして商売のターゲットとしての人などへの対応がより重要になっていくと思われるので、上記のような人の感情に即したマーケティングやマネジメントは、さらに重要性を増すと思われます。
そういう意味では、非常に有意義な記事を読ませてもらいました。