やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

人という経営資源を重視しなければ企業が生き残れない時代になったということですね

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低賃金、少人数でオペレーションを回すという飲食チェーンのビジネスモデルが、人手不足によって既に破綻してきているということでしょう。
これは単に飲食チェーンだけの問題ではなく、少子高齢化による労働力人口の減少が確実視される今、従業員の意見に耳を貸さない企業は人材を集めること自体が困難になるということですし、やがては企業そのものが淘汰されていくことにつながるだろうとは思います。
ある小説の言葉を借りれば、これは別に予想ではなく、時期を将来に設定した既成の事実ではありますね。

ただ、従業員への対応を変えることに抵抗が大きいのも事実です。
経営手法や企業のオペレーションなどが進化しているにも関わらず、従業員に対しては、右肩上がりの成功体験に囚われて同様の苦労を半ば強要する古いタイプの上司も少なくないですしね。
人手不足への対応は、既存の経営者や管理職にも発想のコペルニクス的転回が求められると思います。
単に場当たり的な「労働生産性の向上」だけでは現場が崩壊するでしょうし、ひいては企業の崩壊にもつながると思いますね。