やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

他の手続きの期限とどう整合性を取るかですね

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確かに現行では、相続登記で揃えないといけない書類は多いですし、相続人全員の同意をとりつけることが難しい場合もあるので、簡素化そのものは登記の促進には有利に働くとは思います。
問題は登記手続そのものがどこまで楽になるかでしょう。
比較的楽な住所変更登記や住宅ローン完済後の抵当権抹消登記も、個人でやる場合には四苦八苦することが多く、司法書士の先生のお世話になることが多いので、その登記を依頼する費用と登記義務違反の罰金との差がどこまでになるかもポイントだろうとは思います。

また、相続放棄や限定承認の期限との整合性をいかに取るかも重要だと思います。
どちらも期限は相続開始を知った日から3カ月以内なので、相続登記の期限はもちろんそれよりは長くなるとは思いますが、あまり期限に差がなければ実際の手続きに支障が出るでしょうしね。

まあ、法案の提出が来年秋ということで、その頃には概要も固まっているとは思いますので、それは見てみたいと思います。