実に我が国らしいデマの拡散の仕方だと思います。
このような拡散で一番厄介なのは、論理的な思考から事実を信じるのではなく、感情的に信じたいことを信じるというパターンにはまり込んでいる人々が、より積極的にこのような情報を発信するところにあると思います。
それゆえに、論理的に反論を行っても返ってくるのは感情的な反発だけでしょうし、特に地域の小さなコミュニティであれば、今後の近所付き合いに関わるというところもあって、事実を知っていても口をつぐむ人は多いのかもしれないと思ったりします。
また、こう言う積極的に情報発信する人ほど、後でデマと分かっても謝ることは少ないだろうなとも思います。
おそらくは「自分は正義感からみんなに利益ある情報を提供しただけだ」と思い込み、罪の意識が希薄な人が割に多いのではないかと思います。
個人的な偏見かもしれませんが。
デマに踊らないためには、複数からのソースから情報を得て自分で考えることが鉄則ですが、身近な人からそのようなデマがもたらされた時にも冷静な対応が必要なのだろうと思います。
現実的な対応としては、話に同調しながらも拡散せずに話そのものを自分だけに留めるぐらいが妥当なのかなと個人的には思います。これもまた日本的なやり方かもしれませんが。
ただ、他の人にまで累が及ぶよりはまだましなのかなと思いますけどね。
