今週のお題「うるう年」
当初、うるう年ネタではベタな2月29日生まれの人の年齢計算ネタを書こうと思ったのですが、下記のツイートの通り断念しました。
今日は2月29日ではてなブログのお題にもなっていたので、2月29日が誕生日な場合の年齢計算のネタを書いてみましたが、文章が「年齢計算ニ関スル法律」のWikipediaの文章のまんまになったので、そっと削除。
— やねしん (@yaneshin) 2020年2月29日
オリジナルの文章を作るのは難しい。 #はてなブログ
気を取り直して別のネタを書くことに。
借入の返済方法と利息
いきなりうるう年とは無縁そうな見出しですが。
金融機関などで融資を受けて分割で返済する方法には、大きく分けて二通りの方法があります。
元金均等返済と元利均等返済です。
元金均等返済は毎月返済する「元金が同額」でそこに月々の利息が返済額に上乗せされる返済方式です。
一方、元利均等返済は毎月返済する「元金と月々の利息の合計が同額」の返済方式です。
それぞれのメリットとしては、元金均等返済は元利均等返済に比べて毎月、元金が多く減少するので、トータルの利息支払額が少なくなるという特徴があります。
一方、元利均等返済は毎月の返済額が一定なので、返済の準備がしやすいという特徴があります。
で、ここまではただの融資の話ですが。
次にそれぞれの利息計算の話をしたいと思います。
ここでうるう年が若干関係してきます。
元金均等返済の利息計算
元金均等返済の毎月の利息計算は、一般的には「日割り計算」です。
数式は下記の通りです。
この数式でピンと来た方も居られると思います。
そう、うるう年とそうでない年とでは、支払う利息に差がある月が1ヶ月だけ出てきます。
例えば、2月1日に1,000万円を年利率2.0%で融資を受けた場合の月の利息計算ですが。
(円未満は切り捨て)
1,000万円×2.0%×29日/365=15,890円
<うるう年以外>
1,000万円×2.0%×28日/365=15,342円
このようになります。
比較すると、うるう年の時は1日分多く利息を払っているような印象を受けますが、逆に言えば、うるう年の時は1日分多く融資を受けているとも言えます。
元利均等返済の利息計算
一方、住宅ローンなど個人ローンで主に利用される元利均等返済の毎月の利息計算は、一般的には「月割り計算」です。
数式は下記の通りです。
これも、2月1日に1,000万円を年利率2.0%で融資を受けた場合で月の利息計算をしてみます。
(円未満は切り捨て)
お分かりだと思いますが、この利息計算法では、1月でも2月でも、またうるう年でもそうでない年も毎月の利息計算は変わりません。
元利均等返済では、この月割りの利息と返済する元金の合計が毎月同額になるように計算されますが、この計算法は更にややこしいので今回は割愛します。
なぜこんな記事を書いたのか
うるう年というキーワードから、ふと思いついただけです。
ただ、いざ文章として起こしてみるとなかなか辛かったです。
誤字や間違いが無ければ良いのですが。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。