やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

意思確認さえ確実に行われればはんこは不要だと思いますね

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eシールについてはまだまだこれからだと思いますが、実現されれば商取引は劇的に変わると思います。大いに期待したいです。

ただ、実務上はんこが多く使われるのは申込や契約を結ぶ場合が大半を占めると思います。
特に契約については、これまでの法令や司法の判例判決例の積み重ねにより「署名と押印」の組み合わせが一番証拠能力が高いとされているため、どうしてもはんこが必要になってきます。

しかしながら、テクノロジーの発達でどれほど複雑なはんこも精巧に偽造できるように今はなっていますし、逆にはんこそのものが不法行為に利用される事例も増えてきています。その点を考えると、マイナンバーや法人番号による電子証明の活用や署名そのものの活用を行う方が今は現実的ではないかと思います。

特に署名は、AIを活用して鑑定能力を向上させれば、印章に比べれば模倣を見破ることも容易になると思いますし。
また、署名鑑を電子化することでオンライン上で鑑定することも可能でしょうし、そうなれば印章は不要になると思います。

大切なのは、申込や契約が当事者によってなされたという意思確認であって、後に裁判などで紛争になった時もそこが基本になるはずです。
その基本さえ押さえれば、印章に拘らなくても署名や電子証明でも十分対応できると思います。
今回のテレワークなどの推進を機に、この辺の変革も期待したいですね。