もう時間の問題とは思っていましたが、今年いっぱいでAdobe Flashが終了とは意外に早かったです。
ここの日記を読み返しても2000年代初頭はFlashムービーが全盛でしたし、今ではもう見ることが出来なくなったFlashムービーも多いので、月並みな感想ですが時代の流れなのだろうとは思いました。
転換点となったのは、スマートフォンやタブレットへの対応に乗り遅れたことでしょう。
特に効いたのはiPhoneやiPadでのAdobe Flashの不採用ですね。
当時のAppleのCEOスティーブ・ジョブズがAdobe Flashを毛嫌いする様は驚くほどでしたが、今ほどバッテリーが大容量でなかった時代、電力を喰う上に改良が遅々として進まなかったAdobe Flashに対して苛立っていたのは想像に難くないですし、今となっては、このジョブズの判断は正しかったのだろうとは思います。
現にAdobe Flashはその後、AndroidでのAdobe Flash搭載を目指しましたが、見事に頓挫しましたしね。
ただ、Adobe Flashが終了するとしても、これまでのウェブ文化の中で培われたコンテンツが消えるのはさすがに惜しいですし、今のムービー規格への変換は進めて欲しいとは思います。
とは言っても、既に再生出来なくなったコンテンツも多いですけどね。
技術の進歩に伴って互換性が無くなり、今では再生さえ出来なくなってしまうコンテンツが往々にしてありますので、それはそれで寂しい話だとは思います。
