やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

頭端式ホームの記事から地元大阪のターミナル群を思い出した話

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この電鉄富山駅構内の写真を見て、既視感を感じたので記憶を辿ってみると。

JR天王寺駅

思い出しました。
地元大阪のJR天王寺駅です。
残念ながら、手持ちの天王寺駅の写真に構内のものがなかったので、駅の外観のみを掲載。
この天王寺駅阪和線ホームが、電鉄富山駅と同じ大きな屋根の頭端式ホームになっているんですよね。
これは、JR阪和線がもともとは阪和電気鉄道という私鉄だったことに由来します。
阪和電気鉄道はもともと、南海鉄道よりも早く大阪と和歌山間を結ぶことを目的として京阪電気鉄道などが出資して設立された私鉄で、南海鉄道とし烈な集客合戦を繰り広げたことで知られていますが、やがて南海鉄道と合併。
その後、戦時下の阪和間の鉄道輸送を望む国に買収され、今のJR阪和線となっています。

その現在のJR阪和線、かつての阪和電気鉄道の歴史については、上記の記事をはじめ、BEのぶさんの野良学徒の歴史研究・阪和電鉄シリーズが詳しいので、本稿では割愛させて頂きます。(>他力本願)

ちなみに、地元大阪の頭端式ホームと言えば。
JR天王寺駅で見られる頭端式ホームは、他の大阪の大手私鉄のターミナルでも軒並み見かけることができます。改築されてレトロな大屋根ではなくなったので、風情はありませんけどね。
在阪私鉄の頭端式ホームは番線数が多いのが特徴で、阪急大阪梅田駅(10面9線)、南海難波駅(9面8線)、近鉄大阪上本町駅(7面6線・難波線ホームを除く)など、いずれも番線数が多くなっています。
これらはいずれも、複数の路線が1つのターミナルに集結するため、必然的にそのような構造になったのだろうと個人的には思います。阪急は宝塚・神戸・京都の各線、南海は南海・高野の各線と言ったように。今でこそ近鉄奈良線大阪難波駅発着になりましたが、かつては奈良・大阪両線とも大阪上本町駅発着でしたしね。

話が飛びまくりましたが。
富山の頭端式ホームから、地元大阪の各私鉄の頭端式ホームを思い返してみました。
いずれも大阪メトロで訪ねることができるので、たまには駅めぐりをしてみるのも良いかもしれませんね。