やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

本物のジャーナリストって何なのだろうと思いました

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組織全体、あるいは組織を構成する多くの人々が腐敗している状況で孤軍奮闘するのは、北海道警だけに限らずどのような組織でも困難を極めるのですが、この記事で特に感じたのは、本物のジャーナリストって何なのだろうと言う事でした。

特に、不正を暴露しようとする記者会見を行うに当たって、記者クラブの記者たちが会見を思い止まるように説得をしたと言う話にはとても幻滅しました。
不正を糺すのがジャーナリストの役割だと思っていたので。
不正を糺すのでは無く、不正を隠すことに加担するジャーナリストって何と呼べば良いのだろうと思いました。

まあ、ジャーナリストと言えどもサラリーマンですし、警察の記者クラブに所属している以上は、警察自体から様々な便宜を図ってもらっているのかもしれませんけどね。
ただ、このような記者クラブ制度によって情報源の確保を独占する事が出来たマスメディアの驕りが、長い間に読者や視聴者からの信頼を失ってきたとも言えるかもしれません。

近年ではSNSを利用して組織の内情が暴露されることが多くなりました。
かつての「ジャーナリスト」が昔からの地位に安穏としている間に、そのお株を奪う動きが進んでいるような感を受けます。
結局、今のマスメディアの凋落は、自らでしか出来ないことをやって来なかった結果だとも言えるかもしれませんね。