やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

2026年を目処に約束手形の利用が廃止になるようです

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電子記録債権による決済手段、いわゆるでんさいネットが普及しつつあるので、いつかこうなるだろうとは思っていましたが、いよいよ来たなと言う感じです。
まだ経済産業省が方針を固めただけのようですが。

手形制度自体は、貿易で利用される荷為替手形などがありますので全廃と言うわけにはいかないでしょうが、少なくとも国内で流通する約束手形為替手形については、銀行振込や電子記録債権に置き換わることになりそうです。

まあ、電子記録債権印紙税が不要なのがメリットですが、いわゆるサイト(電子記録債権が発生した日から決済までの日数)が手形の時と変わらなければ意味が無いと思います。
この辺りは法令の縛りが必要になるのでは無いかと個人的には思います。

また、短期の運転資金などへの融資で使われている銀行の手形貸付がどうなるかも焦点ですね。
おそらくは証書貸付に置き換わって行くのだろうとは思いますが、手形貸付の時と比べて印紙税が割高になるのがネックですし。
この辺りも含めて、様々な制度が大きく変わると思うので、どのように変わるかが見物ですね。