いかにメガバンクとは言え、ただの過負荷だけで10年ぶりの大規模なシステム障害が起きるとは思えませんね。
2002年の合併以来、これで大規模なシステム障害は三度目。
単なるシステム障害と言うよりは、システム運用に関して、みずほ銀行に組織的な問題があるとしか思えないです。
メガバンクゆえに恒常的に大量の取引があるからと言うのは理由にならないと思います。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行と言った他のメガバンクで、ここまでの大規模なシステム障害が頻発した話は聞いたことがありませんし。
復旧したからここで幕引きと言う話で済まされる問題では無いと思います。
単なるシステムのトラブルに留まらず、組織の根幹に関わる問題であれば、抜本的な見直しが必要でしょう。
喉元過ぎればで済ましていると、また10年後に大規模障害が起こるのではないかと不安になります。
とまあ色々と考えさせられていたのですが、弁護士の山口利昭先生がブログで今回のみずほ銀行のシステム障害について触れられていました。
さすがにコーポレートガバナンス（企業統治）の専門家だけあって、すっきりと論点整理をなされています。
私も今回の件については調査委員会の設置が必要だと思いますね。（そもそも金融庁が黙っていないでしょう）
その中でシステム運用における企業運営の問題点があぶり出されれば、今後に繋がるのではないかと期待しています。
