やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」

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今年2月から放送開始のNHK大河ドラマ「青天を衝け」
この日記では感想を全く書いていませんでしたが、事前の予想よりは面白いストーリー展開で、毎週欠かさず観ています。
特に今回の「恩人暗殺」は、上記の記事でも触れられているように草彅剛さんの徳川慶喜堤真一さんの平岡円四郎とのやり取りが真に迫っていて、凄いものを観させてもらったと思いました。
一橋家家臣平岡円四郎の結末については、他の歴史小説などで既に知ってはいましたが、それでも涙腺を抑えるのに苦労しました。

この「青天を衝け」は、個々のキャストの演技が本当に凄いと思います。
竹中直人さんの徳川斉昭は化けて出たと思うぐらいに「烈公」でしたし、岸谷五朗さんの井伊直弼も時の将軍家定への忠義ゆえに幕政における反対派への姿勢と能楽を楽しむ姿勢とのギャップも魅力的でした。
一般的な歴史上の人物像を大切にしながら、一方でそれぞれの人物の意外性が垣間見えたりと、キャストについて新鮮な演出がなされていると思いました。

また、幕末という時代を農民からの視点で描いているのも新鮮さを感じています。
渋沢栄一が農民出身なので当たり前と言えば当たり前なのですが。
地理的に近い水戸藩の内情とその動向が、渋沢栄一の義兄尾高惇忠など栄一ゆかりの深谷の人々に与えた影響もしっかりと描かれていて、武士から見る幕末像とは違う視点が楽しめるのも良いです。

前回の「麒麟がくる」で、途中から毎話の感想を書くのに挫折したので、今回は毎回の感想を書くつもりはありませんが、また印象的な話があれば、この「青天を衝け」についても触れてみたいと思います。