昨年12月、総務省統計局から公表された統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルール。
統一ルールの内容については別紙のPDFで公開されていますが、その中身について解説が行われている上記の記事が話題になっていました。
この統一ルールは国などが公開する統計データのフォーマットの指針となるものですが、一般企業などで公開されるExcelデータのフォーマットとしても活用出来ると私も思います。
統一ルールに則ったデータで公開されていれば、統計データの他の分析への利用が容易になりますし、機械判読の前の手間を減らすことが出来ますしね。
後々の膨大な量になる無駄な作業を未然に防ぐために、このような基礎的な部分を広く普及させるのは重要なことだと思います。
わざわざExcelデータと銘打っているのは、現実問題として表計算ソフトで広く普及しているのがExcelだからなわけで、これはCSVでもAccessのデータでもSQL Serverのデータでも基本的な考え方は変わらないと思います。
また、統一ルールに則ったExcelデータは当然見栄えが悪くなりますが、公表するデータの統一ルールとExcelデータの見栄えはそもそも別問題ですね。
どうしても統一ルールに則ったデータを見栄えの良いデータにしたいのであれば、別シートでフォーマットを作成してデータをリンクさせたり、マクロを活用するなどと言ったことを考えるべきでしょう。
ばらばらなフォーマットの膨大なデータを正規化する手間と単に見栄えの良いデータのフォーマットを新たに作る手間、どちらに多大な労力を要するかは自明の理だと個人的には思います。
と言うわけで、私もこの統一ルールを活用して行きたいと思います。
結局は後で面倒な事をせずに済むことにもなりそうですし。
国が定めた統一ルールですが、個人のデータ作成にも十分活用出来ると思いますね。
