
そろそろコロナ禍も落ち着きつつあったので、久しぶりに京都の寺社見物をしようと思い立ったのですが、さすがに京都市中心部はまだ避けようと言うことで、今回は京都市郊外の大原へ行ってきました。
京都大原と言えば、デューク・エイセスさんのこの「女ひとり」の歌詞を思い浮かべる人が多いかもしれません。
実は大原へ行くのは個人的にも初めてだったので、今回は三千院など有名どころに絞って散策することにしました。
三千院

京都バスで大原に到着後、真っ先に三千院に向かいました。
三千院は最澄が建立した円融房が起源で、平安時代後期には皇族が住持する門跡寺院になりました。
別で梶井門跡や梨本門跡などとも呼ばれています。

御堂内は撮影禁止でしたが、その代わりに庭園などを撮影していました。
三千院と言えば秋の紅葉や冬の雪化粧のイメージがありますが、新緑が映える今の時期も良い風景を見ることが出来ます。
上の写真は庭で見かけたお地蔵さん。
なかなかユニークでした。

ちょうど紫陽花も咲いていました。
新緑と紫陽花が楽しめて得した気分になりました。
大原陵

三千院に隣接して天皇陵がありました。
後鳥羽天皇と順徳天皇の御陵です。
承久の乱で鎌倉幕府と戦った帝として有名ですね。
後鳥羽天皇は隠岐に、順徳天皇は佐渡にそれぞれ配流されたはずなのですが、崩御後は御陵に埋葬されたようです。
寂光院

続いては西に向かい寂光院へ行ってきました。
本堂は2000年に放火で焼失したのですが、無事に再建されていました。

寂光院は平家物語の悲劇のヒロインである建礼門院徳子が高倉天皇や安徳天皇、平家一族の菩提を弔った場所として有名です。
上の写真は、建礼門院が庵を結んだ場所で、現在では石碑だけが残されています。

大原を歩く

大原ではこの赤紫蘇の畑があちこちにありました。
しば漬けが大原発祥と言うことを初めて知りました。
まあ、これだけ赤紫蘇の栽培が盛んであればさもありなんと言ったところですね。

京都の中心から離れた大原の地はとてものどかでした。
洛中の寺社を巡るのも良いのですが、郊外を散策してみるのも良かったです。
次回は定番の秋の紅葉を眺めに行きたいと思います。

