我が国では東日本大地震を契機に、国や地方自治体などでオープンデータへの取り組みが進められてきましたが、ようやくその事が実を結んだとこの記事を読んで感じました。
国や地方自治体などが持つデータのオープン化は、民間企業や各種団体、個人が利用することで新たな付加価値を生み出す可能性を秘めているわけですが、その本質はオープンデータを介して多くの人々が知恵を出し合う点にあると思います。
それはヨーゼフ・アロイス・シュンペーターが唱えたイノベーションの技術である新結合の一つでしょうし、野中郁次郎氏が唱える集合知の一つであろうと個人的には思います。
今回は点群データの事例でしたが、これは人口など他の指標の統計データにも言えることだと思います。
国や地方自治体のオープンデータ化は道半ばですが、より多くのデータが公開されることで今回の事例のような新たな取り組みが生まれることを期待したいですね。
