129トンとは国が保有する金の量としては少ないと思ったのですが、色々と調べてみると記念金貨用に造幣局が保有していた金塊だったようですね。
で、売りたくても量が量だけに売るに売れなかったと。
で、冒頭の朝日新聞の記事で「今年3月に外国為替資金特別会計に売却した」という記載があったので、こちらも調べてみると上記の日経の記事が見つかりました。
既に外貨準備の一部とするよう対策は取ったわけですね。
記念金貨用として遊ばせるよりはましだといったところかなと。
ただ、外国為替資金特別会計への売却が、純粋に市場への放出と言えるのかどうかは個人的には疑問ですね。単なるバランスシートの付け替えのような気もしますし。
もっとも、この売却で我が国が外貨準備として保有する金の量が800トンを超えたので、外貨準備の質の良化にはなったのかもしれませんけどね。
なかなか興味深い記事でした。