昨日から、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が始まりました。
大河ドラマとしては「新選組!」「真田丸」に続く三谷幸喜氏の脚本ということで非常に期待していましたが、期待の斜め上を行くスタートで、俄然これからも楽しみになりました。
苦労人の主人公と曲者揃いの北条家の人々
北条義時が主人公という話を聞いた時点で予想していましたが、義時の常識人かつ苦労人ぶりが際立っていました。
しかも、義時を取り巻く北条家の人々がこれまた想像を絶する曲者揃いで、万事適当な父に勇ましいながらも面倒は弟に丸投げの兄、そして、勝ち気ながらも雅な(?)都人に夢中な姉に、モニタリング大好きで毒舌家の妹と、ともかく強烈な布陣で見ている内に義時がとても可哀想に思えてきました。
しかも下品な表現をすれば、想い人も寝取られたわけですから、本当にこれから義時に幸運が舞い込むのかという気にもさせられました。
なぜ源頼朝役が大泉洋さんかと思っていましたが
キャストは大河ドラマだけあって錚々たるメンバーなのですが、個人的には源頼朝役がなぜ大泉洋さんなのかとは思っていました。
しかし、今回の第1回で納得しました。
他人に真意を悟られない表情から静かな憤怒の表情までができる上に、大真面目な行動で笑いを取れるのは確かに大泉洋さんしかいないとは思いました。
特に今回の「皆の者これよりわしを姫と呼べ!」には、腹が引き攣るほど笑わしてもらいました。
他のキャストについても木曾義仲の青木崇高さん、源義経の菅田将暉さん、そして、藤原秀衡の田中泯さんなどは個人的にはぴったりだと思いました。
特に平清盛の松平健さんと後白河法皇の西田敏行さんは別格ですね。
圧のある陰険漫才しか想像できないです。