やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

いきなり赤切符は刑罰の公平性に欠けるのではと思います

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自動車や自動二輪、原付バイクなどは、交通反則通告制度でいわゆる青切符が交付されることで刑事罰が与えられる前に反則金の納付で済ますことが可能です。
しかし、自転車は軽車両で交通反則通告制度の対象外なので、いきなり刑事罰が課せられてしまいます。
これでは刑罰の公平性に欠けるのではないかと個人的に思います。
自転車版の交通反則通告制度が必要なのではないかと思いますね。

もっとも、現行の交通反則通告制度は運転免許制度の上に成り立っているので、実際に運用するにはこれらの制度を利用するしかないと思います。
すでに運転免許証を持っている人が自転車で交通違反を起こした時に、反則金の納付等を求めて運転免許番号に交通反則を記録すれば、自動車の運転にも影響が出るので無謀な自転車運転の抑止に繋がるのではと思います。

問題は運転免許を持たない未成年者などへの対応ですね。
自転車の運転免許証交付とまでは言いませんが、自転車運転者の登録制度などを創設することで運転免許を持たない人も把握する必要があるのではないかと思います。
この辺りはマイナンバーカードの活用も考えられるでしょう。

自転車による重大事故が増加している現状において、取り締まりが強化されるのは大切なことだと思います。
ただ、冒頭でも書いたように交通反則通告制度の対象外という一事だけでいきなり刑事罰を課すのは公平性に欠けると思います。
現在、マイナンバーカードの運転免許証としての利用も検討されていますので、逆にマイナンバーカードを利用して自転車も含めた交通反則通告制度の再構築を検討するのも良いのではないかと思いますね。