やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

銀河英雄伝説 Die Neue These 第25話「初陣」

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自由惑星同盟国章

銀河英雄伝説 Die Neue Theseの第25話以降は、映画の「激突」と「策謀」で放映された部分ですが、個人的には時間が取れずに観に行ってませんでした。
今年に入り、日本テレビで第1話からテレビサイズでの放送が始まっていましたが、今月になりようやく第25話以降の放送に突入しました。
残念ながら関西の地上波では放送されていませんが、TVerの見逃し配信とdアニメストアで見ることは可能なようなので、久しぶりに感想を書いてみることにしました。

ユリアンの「初陣」が周囲も含めて描かれていたのは良かったです

原作では文章で結構細かい描写がなされていたので、どうアニメ化されるかと思っていましたが満足でした。
アムリッツァでの大敗北とそれに続く内戦で戦力が大幅に減少した自由惑星同盟の現状や、それを踏まえて新兵を一日でも早く一人前にしなければならないという危機感が伝わってくる描写だと思いました。
ユリアンたちにとってはたまったものではないですが。
また、暴力的な教官に対するヤン提督の対応は原作の雰囲気そのままで、キャラクターの描写にブレがないとも思いました。

なかったことにされたアムルタート

石黒監督版もDie Neue Theseも、原作と異なる描写は随所にありますが。今回の原作との相違は、宇宙母艦アムルタートが登場しなかったところですね。
ユリアンたちはトリグラフから出撃しているような描写になっていました。
これはおそらく、ユリアンアッテンボロー提督との直接会話を演出したためでしょうね。
ただ、こう言った描写で、戦闘に臨むユリアンの心の動きがより引き出されたかなとは思いました。

戦闘前後や戦闘中の兵士の精神状態がリアルでした

原作よりも戦闘中の兵士たちの動きが詳細に描写されていて、彼らの精神状態もリアルでしたね。
生死が紙一重な状況下で相手を撃墜しなければならない状況の上に、艦への帰投のたびにパネルに赤で表示される未帰還者。
ユリアンだけではなく、戦闘後のピーターの表情を見ていると、戦争そのものがどれだけ人に精神的負担を与えるかということを考えさせられました。

次回の話の舞台は銀河帝国
帝国の全権を握ったローエングラム公ラインハルトはもちろんですが、タイトルに出ている双璧のミッターマイヤーとロイエンタールの描写も楽しみです。

第一期・第二期の感想

久しぶりの銀河英雄伝説 Die Neue Theseの感想なので、過去の感想の記事を下記にまとめてみました。
ご覧いただければ幸いです。

第一期