先週放送された、銀河英雄伝説 Die Neue These 第31話「失われたもの」のネタバレ有りの感想です。
今回はヒルダがメインのお話でした。
ヒルダとキュンメル男爵
難病の従弟キュンメル男爵の願いで芸術家提督メックリンガー大将をキュンメル男爵邸へ招待したヒルダ。
実の弟のように接するヒルダが、公務の時とはまた違った表情で新鮮な感じでした。
キュンメル男爵のキャラクターは、非常に病弱な面を強調している感じでした。
それだけに興奮して早口でまくしたてる様子が、より真に迫っているように感じました。
ラインハルトとヒルダ
帝国宰相の秘書官としてラインハルトの近くに仕えるヒルダですが、ラインハルトとの会話の様子では、ある程度の信頼関係を築いている感じですね。
とは言え、時には緊張感も漂っている感じですが。
ラインハルトがキルヒアイスを失ったことから立ち直れていないこともありますが、ヒルダもラインハルトという人物をすべて把握しているわけではないというところでしょう。
もっとも時系列では、ヒルダがラインハルトと出会ってまだ2年も経っていないはずなので、むしろ短期間でヒルダがラインハルトと一定の主従関係を築けている方が奇跡的だと言えると思いますね。
キルヒアイスがいないラインハルト
ガイエスブルク要塞のワープ実験成功後、要塞を訪れるラインハルト。
真っ先に向かったのが例の事件が起こった部屋でした。
これまで部下にも沈黙を守り、政務に邁進してきたラインハルトですが、とうとう行動に出てしまった感じです。
今の時点ではヒルダでさえもラインハルトの孤独感を癒すことはできませんね。
ここからラインハルトがどのようにして精神の再建を果たすのか。
これもまたこの作品の主要なテーマになるだろうと思います。