先週放送された、銀河英雄伝説 Die Neue These 第35話「要塞対要塞 AktⅡ:激闘」のネタバレ有りの感想です。
同盟軍大活躍の回でした。
薔薇の騎士連隊の戦闘シーンがすごかったです
前回颯爽と登場した、シェーンコップ少将が事実上率いる薔薇の騎士連隊。
同盟軍最強の白兵戦部隊と呼ばれるだけあって、帝国軍の装甲擲弾兵を終始圧倒していました。
前回のイゼルローン攻略戦で少し登場しただけでしたが、今回は十二分に戦闘シーンを堪能できました。
メルカッツ提督の出陣
今回は同盟軍の客員提督 としてメルカッツがついに出陣。
その百戦錬磨の手腕をいかんなく発揮して、帝国軍のミュラー提督を圧倒します。
控えめで同盟軍の諸将を尊重しながら、理にかなった戦術で敵軍を圧倒し、しかも目的を達成したらすぐに退却。
その上で味方や敵将に対する敬意を忘れないメルカッツ提督は、まさに宿将の名にふさわしいと思いました。
今回は同盟軍にメルカッツ提督がいて、本当に良かったと思います。
情報の非対称がポイントですね
今回の同盟軍は難攻不落の要塞に拠りながら、頼みの司令官が不在という極めて危機的な状況なのですが、救いだったのは帝国軍がそれを知らなかったことですね。
まあ、ミュラー提督の言を借りれば最前線の司令官が戦線を離脱すること自体想像の範囲外ですし、ヤンの魔術師としての声望が余計に帝国軍の思考を混乱させたところもあったと思います。
ここはヤンの等身大以上の評判が幸いしたというところですね。
戦争において、各軍は相手の情報をすべて得ているわけではないので、どうしても情報の非対称はお互いに発生します。
今回のイゼルローン要塞の攻防戦は、その情報の非対称から両軍が逡巡することシーンも多く見られ、より戦争のリアリティが感じさせられると思いました。
次回はいよいよ「魔術師の帰還」へ。
ユリアンの活躍が楽しみです。