先週放送された、銀河英雄伝説 Die Neue These第40話「矢は放たれた」のネタバレ有りの感想です。
今回の話を観た後、この「迷宮」というタイトルは様々な意味を含んでいると感じました。
フェザーンの策謀に乗るラインハルト
皇帝の誘拐、ではなく救出に成功したランズベルク伯たち。
それを受けてラインハルトはいよいよフェザーンの策謀に乗ることに。
ただ、何も知らされていないモルト中将は可哀想でした。それは作品をラインハルト側から見ているからこそ言えることですが。
一方でヒルダの反応は彼女らしいと思いました。
キルヒアイス亡き後、ラインハルトを諌止できるのは彼女だけだろうと思いました。
親子の陰険漫才
一方のフェザーン。
思惑通りに策謀が進んでいることにご満悦なルビンスキー。
ただ、ボルテックの失策にまだ気づいていないところは問題だと思います。
一方のケッセルリンクは一応注意を促しただけのようですね。
親子ではありますが、腹を割って話すという雰囲気ではなく、ひたすら陰険漫才が続いたのは重苦しかったですね。
幸せとは何かですね
そして帝都を脱出し、一路フェザーンへ向かうランズベルク伯たち。
暴れる幼帝を見ていると、わがままというよりは病的なものを感じます。
まあ、滅び去った門閥貴族たちにも言えますが、何不自由ない生活がその人にとって幸せかといえばそうでもないということでしょう。
育ててくれる人がいなかった。
その一事だけでも幼帝は不幸なのだろうと思いますね。
次はいよいよ亡命政権の樹立へ。
野合という言葉をつくづく感じることになりそうです。
第三期の過去の感想