やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

第一印象がいかに当てにならないかということかもしれません

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初めて決まった大阪・関西万博のロゴを見た時に感じたのは「え〜っ!」でした。
個人的には一番選ばれないロゴが選ばれたと思いましたしね。
当時は。

同様に公式キャラクターデザインが選定された際も感じたのは「え〜っ!」でした。
個人的には一番選ばれないロゴが選ばれたと思いましたしね。
当時は。

今はそう思わないですね。
むしろロゴにせよキャラクターにせよ、大阪・関西万博のPRには十二分に貢献していると思います。
そう考えると、第一印象がいかに当てにならないかとは思いますね。

過去にも同様のことがありました。
大阪府の隣の奈良県で、2010年の平城遷都1300年記念事業の公式マスコットキャラクターに「せんとくん」が選ばれた時のことです。
当時選ばれた時は大ブーイングで、県民有志が別のマスコットキャラクターを勝手連的に制作されていました。
ですがその後、せんとくんはじわじわと人気を集め、2011年からは奈良県のマスコットキャラクターになりました。
この過程も、第一印象がいかに当てにならないかということかもしれません。

かわいらしさや愛らしさというものは最初に作られた時に固定するものではなく、制作された後でどう露出していくかでも変わるものなのだろうと思います。
確かにかわいらしさや愛らしさは多くの人々に受け入れられやすいですが、長く人々の印象に残るかといえばそうでもないでしょう。
最初は負の感情を刺激するデザインであっても、そのインパクトが良い意味で長く人々の記憶に残れば、それは成功したデザインと言えると思います。

そう考えると、その先駆けとなったのは太陽の塔を製作した岡本太郎氏だったと言えるかもしれません。
その岡本太郎氏の考え方が今もなお脈々と受け継がれているのであれば、今度の万博でも長く記憶に残るインパクトに出会えるかもしれませんね。

残念ながら今日抽選で発表された万博開幕前のテストランは落選でしたが、早く開幕日が来ればとは思っています。
来月から思いっきり楽しみたいですね。