やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

地下鉄サリン事件から30年、そしてカルトについて

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30年前の今日、私は大学の卒業式を迎えていました。
式に出るためにキャンパス近くの同級生の下宿先で待ち合わせをしていたのですが、その時にニュースで地下鉄サリン事件の速報が流れて驚いたことを今でも覚えています。

今日、NHKスペシャルオウム真理教 狂気の“11月戦争”」を見ましたが、当時は非常に危ない状況だったのだということを目の当たりにして戦慄を覚えました。
私自身、報道やテレビ番組などでオウム真理教をイロモノとして見ていましたが、物事を表面だけで判断する愚かさを今にして感じる次第です。

一方、このようなカルトはオウム以前にも凄惨な事件はありましたし、将来的にも起こる可能性は高いと思っています。
この世界では数十億もの人々がそれぞれの思いを持って生きているわけですし、そのような中でカルトに傾倒する人々は間違いなく出ていることでしょう。
今でもカルトが社会問題として報道されていますしね。

私自身もある日突然、カルトに傾倒する危険にさらされることがあると思っています。
そこで個人的には、以下の3つを戒めとしてはいます。

  1. 世の中は複雑であることを理解すること。
  2. 常に学ぶことを忘れないこと。
  3. 完璧を求めすぎないこと。

以上の3つですね。
1は裏を返せば、社会課題を解決する単純な処方箋はないことを理解することです。
そもそも、そのような単純な処方箋が手に入れば、今の世界の有り様はないと思いますしね。
2は楽をしないということです。
人が一生をかけて学べることはたかが知れていると思いますが、それでも学ぶことで一歩前に進むことは可能だと思います。
要は諦めて他人に委ねないことですね。
最後の3は人が完璧に物事をなすことはそもそも少ないということですね。
物事を達成しても次の課題が発生することは往々にしてありますし、他人との利害の中で妥協する必要も出てきます。
むしろ、少しでも前進すれば御の字という感覚で物事に取り組む方が良いと思いますね。

もちろん、以上の3つが最適解だとは自分自身でも思っていません。
ただ、自分自身に負荷をかけて一人で考えることは大切なことだと思っています。
なるべく他者に迷惑をかけない生き方をしたいとは思いますね。