
巨大企業の純資産の厚さを槍玉に挙げる人を見かけますが、その純資産に対応する資産も千差万別ですしね。
確かに手持ち現預金であれば分かりやすいと思います。
運用されていない資産という見方もできますしね。
もちろん多額の現預金がプールされているとしても、たまたま期末に膨らんだということもあるでしょうし、企業によっては日々の所用運転資金に極端な差がある場合もありますしね。
その辺りを可視化する点で今回のコーポレートガバナンス・コードの改訂は意味があるかなと思います。
短絡的に現預金を流出させようとする投資家を牽制するためにも。
純資産にせよ手持ち現預金にせよ、財務的に企業活動を見るための一つの手段に過ぎませんしね。
他の視点からも企業活動を注視して投資は行われるべきだと個人的には思います。