
取り上げたメディアが少なかったので知らない人も多いでしょうが、世界各国の国会議員が参加する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」が、中国の薛剣駐大阪総領事によるわが国への侮辱に対し非難の声明を出しました。
X上でも声明が公開されています。
We stand with Japan.
— Inter-Parliamentary Alliance on China (IPAC) (@ipacglobal) 2025年11月20日
「日本を支持します」 pic.twitter.com/2flZflfQOL
以下、声明文を引用します。
中国総領事による日本国総理への発言に対する声明
私たち「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の加盟議員一同は、中国の大阪総領事が高市総理大臣に対して行った威圧的な発言を強く非難いたします。
このような暴力的な言辞は断じて容認できません。北京当局は外交的規範への敬意を著しく失っており、近年世界各地で同様のことが繰り返されています。
私たちは、高市総理が台湾海峡の緊張激化に伴う広範なリスクに警鐘を鳴らされたことは極めて正当であると考えます。
「存立危機事態」をめぐる総理の発言は、挑発ではなく、慎重で戦略的な判断に基づくものであり、「台湾の安全保障は世界の安全保障である」という国際社会における認識の拡大を反映するものです。
抑止や緊張緩和に失敗すれば、世界経済は深刻な不況に陥るでしょう。私たちはそれを傍観するわけにはまいりません。
G7が一方的な現状変更への反対を改めて表明したことは極めて正当な判断でありますが、今こそその呼びかけを行動に移す時です。
私たちは、各国政府に対し、日本への明確な支持を公に表明し、台湾周辺における「越えてはならない一線」を明確にし、衝突を抑止するための政治的・経済的措置を緊密に連携して打ち出すよう求めます。
台湾の人々は、自らの未来を自由に決定する権利を有しており、世界の繁栄を脅かす行為は抑止されなければなりません。
Xでは共に英語、繁体字およびスペイン語でも同様の声明が発信されています。
就中國總領事針對日本首相言論之聲明
— Inter-Parliamentary Alliance on China (IPAC) (@ipacglobal) 2025年11月20日
對中政策跨國議會聯盟(IPAC)成員,強烈譴責中國駐大阪總領事向高市首相發表威脅性言論。此類帶有恐嚇意味的言論完全不可接受,並凸顯北京近年在全球各地一再破壞外交規範的趨勢。
我們重申,高市首相對台海局勢升溫表示憂慮完全合情理。…
DECLARACIÓN SOBRE LAS AFIRMACIONES DEL CÓNSUL GENERAL DE CHINA
— Inter-Parliamentary Alliance on China (IPAC) (@ipacglobal) 2025年11月20日
DIRIGIDAS A LA PRIMERA MINISTRA DE JAPÓN
Nosotros, los miembros de la Alianza Interparlamentaria sobre China (IPAC), condenamos enérgicamente las declaraciones amenazantes formuladas por el Cónsul General de China…
このように、わが国の立場を理解している各国の国会議員が数多くいるのはとても心強いですね。
わが国に軍事的侵攻の意図がないことは、太平洋戦争後からこれまでのわが国の歩みからも明白ではありますが、そのことを玉虫色ではなく明白に発信し続ける努力は必要だと思います。
過去を蒸し返してわが国にレッテルを貼り続ける国々が存在する限りは。
過去の歴史がどうであれ、軍事的や経済的な威迫に対しては毅然とした対応が必要だと思います。
卑屈になる必要はないと思いますね。