
閉幕以来、いつか書こうと思っていた大阪・関西万博の個人的な総括ですが、気がつけばいつの間にか年末になっていました。
今年中にはまとめておきたいと思い、今回あらためて書いてみることにしました。
「想像以上の万博」でした
開幕前のポスターに「想像以上!が万博だ。」というキャッチフレーズがありましたが、実際に足を運んでみた感想は、まさに「想像以上の万博」でした。
私は前回の大阪万博の頃には生まれておらず、その後に開催された万博にも一度も行ったことがなかったため、今回が人生初の万博体験でした。
無数のパビリオンだけでなく、会場各所のステージで連日催されるイベントやギャラリーでの展示など、見どころは尽きなかったですね。
さすがにすべてを見て回ることはできませんでしたが、国内外からもたらされる情報量の多さには圧倒されました。
何よりも、あの大屋根リングを間近で何度も見ることができたのはとても良かったです。
建設前には一部から「無駄遣いの象徴」のように批判もされていましたが、実際にはリング自体が夏の暑さをしのぐ役割を果たし、会場内の回遊性も大きく向上していたと思います。
加えて、上からの眺めも素晴らしく、建設されて本当に良かったと感じました。
閉幕後に解体されるのは残念ですが、一部は保存されますし、再び開放された際には訪れて万博の熱気を思い起こしたいですね。
わが国に居ながら世界のリアルを感じることができました
合計で60回ほど会場に足を運びましたが、それでもすべてのパビリオンを回ることはできませんでした。
ナショナルデーや各種イベントの見物を優先した結果、パビリオンを後回しにしてしまった点は、少し後悔が残りました。
意外だったのは、国内パビリオンで行けなかったところが多かったことです。
シグネチャーパビリオンもnull²(ヌルヌル)など一部は結局訪れることができませんでした。完全予約制を甘く見ていた私自身の反省点ですね。
一方で、ほぼすべての海外パビリオンを回る中で、世界の広さを実感できたのは大きな収穫でした。
普段なかなか触れる機会のない東欧諸国やアフリカ諸国、太平洋の島嶼国など、さまざまな国々の文化や現状に触れることができて、本当に良い経験になりました。
円安の影響もあり、これから海外へ気軽に出かける機会は減るかもしれませんが、わが国に居ながら世界のリアルを感じられたこの万博は、非常に貴重な機会だったと思います。
アナログの大切さを実感した万博でもありました
チケットレスやキャッシュレスなど、デジタル化が前面に出ていた今回の大阪・関西万博ですが、その一方でアナログの大切さも強く感じました。
象徴的だったのはスタンプ帳の存在です。
各パビリオンを巡りながらスタンプを集めるのが楽しく、今も手元に残っているので、見返すたびに当時の記憶がよみがえります。
デジタルデータは便利ですが、不慮のトラブルで消えてしまう可能性もあります。
その点、スタンプ帳のような形あるものは、災害などがない限り残り続けます。これからも大切にしたい思い出の一つですね。
また、国内外の人々が繰り広げるイベントを、現地でリアルに体感できたのも大きな魅力でした。
どれほど高精細な映像や画像が見られる時代になっても、実際にその場で見る体験には敵わないと、会場を歩きながら強く感じました。
まさに「百聞は一見にしかず」でしたね。
SNSでムーブメントが起きた万博でもありました
今回の大阪・関西万博で特筆すべき点の一つが、クリエイターと来場者との距離の近さでした。
その背景にあったのは、間違いなくSNSの存在だと思います。
大屋根リングの設計者・藤本壮介氏、「こみゃくパパ」こと引地耕太氏、「2億円トイレ」の設計者・米澤隆氏、そしてnull²の落合陽一氏など、クリエイター自身の積極的な発信により、万博をより深く知ることができました。
さらに、無償で会場マップを作成し、会期中アップデートを続けたつじさんのように、来場者側からの発信もSNS上では数多く見られました。
結果として、オールドメディアの報道以上に、こうしたSNS上の動きがムーブメントを生み、約3,000万人という来場者数につながったのではないかと思います。
最後に
惜しまれつつ閉幕した大阪・関西万博ですが、個人的にはここからが本番だと感じています。
リアルであれバーチャルであれ、どれだけのレガシーを残せるかが今後の鍵になるでしょう。
その象徴の一つが、ミャクミャクの行方ですね。(笑)
当初は「気持ち悪い」と言われていたミャクミャクですが、喋り、漫才をし、踊りと活躍の場を広げるうちに、すっかり人気者になりました。
ぜひ万博のマスコットにとどまらず、これからも活躍してほしいですし、個人的には関西全体のキャラクターになってほしいと思っています。
少し話が逸れましたが、今回の大阪・関西万博では、意図する、せざるに関わらず多くのものが生まれました。
それらが一つでも多く、レガシーとして人々の記憶に長く残っていくことを願っています。
私自身も、これから先もそのレガシーを楽しんでいきたいですね。
大阪・関西万博紀行や万博飯などに関する記事をカテゴリー「大阪・関西万博」にまとめています。
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