やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

幅広い学びの重要性について

数学が文系と無縁だというのが誤解であるというのは、全くもってその通りだと私も思います。
私自身、英語が全くダメで、数学もぜんぜんというところだったので、せめて試験で数学がないところというわけで、一浪までして何とか関西の私大の経済学部に滑り込みました。
ところが、こうして数学を避けて大学に入ったものの、経済原論の講義で微分の数式が出てきた時には、私だけでなく、周囲の同期生の顔もこわばっていましたね。
まあ、計量経済学を専攻したわけではなかったので、それ以上大学で数学に踏み込むことはありませんでしたが。

ただ、その後就職してからも、財務分析などで数式は色んな場面で付いて回りました。 極め付けは中小企業診断士の一次試験で、経済学や財務・会計などは解くこと自体が時間との勝負だったので、数学に出てくる楽に解ける公式はとても役に立ちました。
こうして少し思い返すだけでも、いわゆる文系な人生だったわけですが、色々な局面で数学は顔を出してきました。
やはり幅広く学ぶことは大切なのだと、今になって痛切に感じたわけです。

やはり、自分が目指す専門的な分野を学ぶには、ある程度の幅広い知識が後から役に立ってくるものですね。
事実、大学の一般教養で法学を学んだおかげで、当時の商法や民法についても理解が深まりました。後年、この事が商法から分離して成立した会社法を理解する一助にもなりましたし、診断士一次試験の経営法務を得点源にすることにも繋がりました。
最初は別に役に立てる目的で学んだものではなかった学問が、巡り巡って後になって役に立ってくる。
これが教養というものなんだと、後になってようやく理解することが出来ました。

身を立てたい分野の学問だけを集中的に学ぶのは、一見すれば効率的に見えるかもしれません。しかし、他の教養を身につけることで、自分自身が集中している学問をより重層的に知ることが出来るかもしれません。
かもと言うのは、学んだからと言って、すぐに役に立つとは限らないからですね。
ですが、そもそも学問とはそんなものではないでしょうか?

効率一辺倒で学ぶのではなく、たまには畑違いの分野の学問も回り道して学んでみる。
ひょっとしたら、後年、それが花開くかもしれません。
可能性が低いと言っても、宝くじほどの低さではないでしょうから、長い人生、そういう物に興じる時間を少し作ってみてもいいのではないかと思うのですが、皆さんはどう考えますでしょうか?