やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

歴史

今さらながら2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の感想を

この間の48話でついに今年の大河ドラマ「どうする家康」が完結しました。 特にネット界隈では賛否が分かれた作品でしたが、最終回まで見た視聴者の一人として、今さらですが少しだけ感想を書いてみたいと思います。 山本正之さんの「戦国武将のララバイ」を…

大河ドラマあるあるでしたね

結構なボリュームでしたが、ユーモアにあふれていて最後まで見る羽目に。 悪魔の辞典を思い出しました。 こう言うことがあるので SNSのチェックは欠かせないですね。最近の三谷脚本な大河由来の言葉ばかりかなと思っていたら、子供の頃に親しんだ独眼竜政宗…

新九郎、奔る! 第14巻と昭和天皇物語 第13巻

新九郎、奔る! 第14巻 表紙は仲睦まじい新九郎とぬえ。 ようやく新九郎は幕府奉公衆小笠原政清の娘ぬえと結婚しましたが、そもそもぬえが新九郎の家に馴染んでいたので、気がついたら祝言を上げていたという感じでした。 祝言までの過程で、主君である将軍…

歴史好きにはたまらない対談でした

以前、ビッグコミックスピリッツで掲載されたゆうきまさみ氏と三谷幸喜氏の対談がウェブ上でも公開されていました。 ゆうきまさみ氏は究極超人あ〜るや機動警察パトレイバーなどの作者として有名ですが、今は新九郎、奔る!の作者としても有名です。 三谷幸…

戦争の連鎖が心配です

当初はわが国のマスメディアでの報道が少なかったので、BBCや CNNのニュースアプリを利用してリアルタイムで情報を得ていました。最近はBBCとCNNのiPhoneアプリでニュースを通知させて気になった記事を読むようにしていますわが国のマスメディアよりも格段に…

徳川家康 弱者の戦略

本書は今年の2月に発売されました。 ちょうど大河ドラマ「どうする家康」が放送されているので、時宜を得た著書とも言えますね。 あの磯田道史氏が執筆したということで興味が湧いたので、遅まきながら読んでみました。話はそれますが、現在放送中の大河ドラ…

今の時期は毎年「芙蓉録」を見ながら終戦について思いをはせています

今の時期はX(旧Twitter)においても、太平洋戦争に関するポスト(旧ツイート)がよる見られますが、中でも毎年楽しみにしているのが「芙蓉録」によるポストですね。 太平洋戦争に関する出来事が同日同時刻にポストされていて、リアルタイムで当時の出来事を…

100名城の旅・その46〜月山富田城

松江から車を使い、今度は安来市へ。 中海から飯梨川沿いを上流に向かったところに目指す月山富田城跡がありました。 To Instagramまずは100名城スタンプが置かれている安来市立歴史資料館へ。 1階の展示は無料で見ることができました。 ただし、2階の企画展…

100名城の旅・その45〜松江城

昨日まで5日間かけて山陰を旅してきました。 この旅行のてん末はまた後日書くとして、今回は2日に分けて旅行中に訪れた100名城の感想を書きたいと思います。 松江城 まずは松江城から。 今回は米子駅で車を借りて歴訪することにしました。 松江城南側の大…

あっという間に収束したようですが

これから本格的な内乱かと思っていたら、朝起きたらあっという間に収束へ向かっていました。 またまた「欧州ノ天地ハ複雑怪奇ナリ」でしたね。 まあ、水面下で様々な思惑が錯綜した結果なのだろうとは思いますが。この一連の騒動で面白かったのは、SNS上で繰…

京都文化博物館の織田有楽斎展を見に行ってきました

先日土曜日、京都文化博物館で開催されている織田有楽斎の特別展を見に行ってきました。 京橋から京阪で三条まで行った後、三条通をひたすら西進して京都文化博物館へ。 通りは多くの観光客でにぎわっていました。 To Instagram 京都文化博物館は本館と、旧…

SSIDを変える誘惑にかられますね

機種によっては日本語のSSIDに変更できる無線LANがあるようですね。 そう聞くとSSIDを変える誘惑にかられます。地元大阪だとベタな「大塩平八郎のLAN」とかですね。 関西に広げると「壬申のLAN」や「承久のLAN」や「応仁のLAN」など。 さすがに「嘉吉のLAN」…

昭和天皇物語 第11巻・第12巻

しばらく買っていなかったためにまとめ買い。 リアルタイムにビッグコミックオリジナルで読んではいますが、やはり単行本でまとめ読みすると話の流れが見えて得をした気分になりますね。 以下、各巻の感想を書いてみました。 帝国陸軍内の統制派と皇道派との…

新九郎、奔る! 第13巻

この第13巻で、新九郎を悩ませていた借金問題もひとまずは解決へ。 徳政と言えば鎌倉時代の印象があったのですが、室町時代に分一徳政という制度があったのを初めて知りました。日本史は奥が深いですね。 年貢に収入を頼る武士は、いつの時代も借金問題に頭…

歴史漫画好きとしてはとても期待しています

エンターテイメントとしての歴史漫画がアニメ化されるのは胸熱ですね。 特に北条時行と中先代の乱を題材にしているというところがポイントです。 鎌倉時代から室町時代までの東国の話は面白いですしね。 今から期待しています。近年、歴史的にはマイナーな場…

新九郎、奔る! 第12巻

ようやく読み終えました。今回はきまぐれな大御所義政がどのようにして龍王丸の今川家相続の御内書を出すかに注目していました。 義政の亡き父普広院殿(第6代将軍足利義教)に対する尊崇の念と、関東情勢への懸念といった、義政の心の動きが上手く描かれて…

2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」完結

昨日、ついに今年の大河ドラマである「鎌倉殿の13人」が完結しました。 三谷幸喜氏の脚本ということでもちろん期待していましたが、全48話を視聴し終えて個人的に感じたのは三谷氏の脚本に対する満足感と戦慄でした。 とにかく期待以上の答えをいただいたよ…

ホーエンツォレルン家かと思ったらハインリヒのロイス家でした

ドイツで帝国復活を唱える一派の騒ぎがあったということで、てっきりドイツ皇帝家にしてプロイセン王家だったホーエンツォレルン家を担いだ王党派が騒ぎを起こしたのかと思ったのですが、まさかのロイス家でした。ロイス家は12世紀に神聖ローマ帝国の城代と…

久しぶりに督戦隊という言葉を見ました

久しぶりに督戦隊という言葉を見ました。 有名なのは、第二次世界大戦の独ソ戦の中で、ソヴィエト連邦の赤軍において組織されたものですね。 もともと一般的な軍法において敵前逃亡は死刑も含む極刑に処せられますが、督戦隊は軍法会議によらずに味方の兵士…

新九郎、奔る! 第11巻

ネタバレ注意新刊の内容に触れている文言があります。ネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。ほぼ4ヶ月ぶりの新刊。 今川氏の家督相続の行方、そして所領の荏原の惨状、共に新九郎にとっては頭の痛い状況が続いています。 特に荏原は度重なる飢饉で…

銅や陶磁器だけではなかったんですね

江戸時代の輸出品と言えば、銅や陶磁器は知っていましたが、醤油も輸出されていたという話は初耳でした。 当時は船便による輸送がネックになることから、食品は輸出されていないだろうと先入観を個人的には持っていましたしね。 確かに、醤油のような発酵食…

昭和天皇物語 第10巻

ついに五・一五事件が勃発。 犬養総理の死により、ついに戦前の政党政治が終わりを迎えます。 驚いたのは、この時にまだ東郷元帥が生きていたというところですね。 ただ、東郷元帥の若手将校をかばう言葉に、後の軍部の政治介入を是とする当時の雰囲気が感じ…

100名城の旅・その44〜根室半島チャシ跡群

今回の北海道旅行の詳細は帰阪してからまとめようと思っていますが、今日、100名城の一つである根室半島チャシ跡群を見に行ってきましたので、先行して書いておこうと思います。まずは100名城のスタンプですが。 もともとは花咲港に近い根室市歴史と自然の資…

新九郎、奔る! 第10巻

今川義忠亡き後に勃発した、今回の駿河守護今川家の御家騒動。 新九郎にとってはその後の雄飛へのきっかけとなったはずなのですが、さすがに二十歳そこそこでは太田道灌など百戦錬磨の年長者に翻弄されるのが落ちだったわけで。 だからこそ今回の調停につい…

2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第15回までの感想

今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送も既に15回。 本来であればもう少し後で感想を書こうと思っていたのですが、今回の「足固めの儀式」は「鎌倉殿の13人」という物語を象徴するような話だと思ったので、これまでの話も含めた感想を書いてみようと思…

髙島屋東別館・重要文化財指定記念展「大大阪の百貨店」第1部を見に行ってきました

今日は南海難波駅にある髙島屋大阪店を東に向かい、堺筋沿いにある髙島屋の東別館へ行ってきました。 この建物は旧の松坂屋大阪店で、2021年には重要文化財の指定を受けた歴史ある建造物です。 今回のお目当ては、3階の髙島屋史料館で3月5日から開催されてい…

新九郎、奔る! 第9巻と昭和天皇物語 第9巻

新九郎、奔る! 第9巻 今川義忠の遠江侵攻とその後の横死で窮地に立たされた今川家。 さらに嫡男の龍王丸が幼少ということから家臣団が動揺した挙げ句に御家騒動が勃発。 そこで亡き義忠の正室伊都の弟である新九郎が駿府へ赴くことに。これまでの北条早雲(…

久々の田中節が読めて楽しかったです

田中節が相変わらずで安心しました。 このように過去の田中作品の裏話的なものが時折出てくるのは、一読者としてはとてもありがたいと思っています。政治的なナンバー2で歴史上成功した人がまれなのは、やはり政治の世界だからだろうと思います。 ビジネスの…

この記事を読んで民明書房を思い出しました

この記事を読んで、久々に男塾の民明書房ネタを思い出しました。 呉竜府ですね、懐かしいです。 はてなブックマークの反応も似たような反応が多くて、結構読んでた人は多かったんだなと思いました。ふと思いついて検索してみると、元ネタについて丁寧に解説…

ムロタニ・ツネ象氏死去

小学生の頃に、学研まんがの日本の歴史で色々な作品を読ませて頂きました。 学研まんがの中では田中正雄氏と並んで印象に強い漫画家でしたが、とうとうお二方とも亡くなられてしまいました。ムロタニ・ツネ象氏は濃いタッチの絵柄が印象的でした。 学研まん…