やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

やねしんの読書録

漫画や小説などの書評のほか、本に関する記事を集めたものです。

新九郎、奔る! 第10巻

今川義忠亡き後に勃発した、今回の駿河守護今川家の御家騒動。 新九郎にとってはその後の雄飛へのきっかけとなったはずなのですが、さすがに二十歳そこそこでは太田道灌など百戦錬磨の年長者に翻弄されるのが落ちだったわけで。 だからこそ今回の調停につい…

藤子不二雄Ⓐ氏死去

ようやく天国でコンビの再結成なのかなと。子供の頃から本当にたくさんの作品で楽しませてもらいました。 藤子不二雄時代から、藤子・F・不二雄先生と別で作品を描いていたそうですが、子供心にはどちらも同じ藤子不二雄先生の作品として違和感なく読んでい…

もう5年近くも黒潮大蛇行が続いていたんですね

何年か前に黒潮大蛇行が起こっているという話を聞いていたのですが、もう5年近くも続いていたんですね。 近年の不漁や天候不順はこの影響なのかなと思ったりしました。個人的に黒潮大蛇行という言葉を知ったのは、みなもと太郎氏の風雲児たちというコミック…

新九郎、奔る! 第9巻と昭和天皇物語 第9巻

新九郎、奔る! 第9巻 今川義忠の遠江侵攻とその後の横死で窮地に立たされた今川家。 さらに嫡男の龍王丸が幼少ということから家臣団が動揺した挙げ句に御家騒動が勃発。 そこで亡き義忠の正室伊都の弟である新九郎が駿府へ赴くことに。これまでの北条早雲(…

海帝 第9巻読了と今日のラーメン

今日はあいにくの天気だったので、久々に漫画をまとめ読みしていました。 その中から今回は、昨秋に完結した星野之宣先生の海帝9巻の感想を書いてみようと思います。 海帝 第9巻(最終巻) 最終巻だと事前にわかっていたので、残りの航海がすべて描かれるの…

久々の田中節が読めて楽しかったです

田中節が相変わらずで安心しました。 このように過去の田中作品の裏話的なものが時折出てくるのは、一読者としてはとてもありがたいと思っています。政治的なナンバー2で歴史上成功した人がまれなのは、やはり政治の世界だからだろうと思います。 ビジネスの…

相手を見極めた言い方は本当に大切だと思いました

誤りを指摘することは大切なことなのでしょうが、要は言い方だったのだろうと思いました。 プラネテスのアニメを制作したスタッフも原作者の幸村誠氏も誤った知識を積極的に流布しようとしていたわけではありませんし、あくまでもエンターテイメントとして視…

ムロタニ・ツネ象氏死去

小学生の頃に、学研まんがの日本の歴史で色々な作品を読ませて頂きました。 学研まんがの中では田中正雄氏と並んで印象に強い漫画家でしたが、とうとうお二方とも亡くなられてしまいました。ムロタニ・ツネ象氏は濃いタッチの絵柄が印象的でした。 学研まん…

善教将大著「維新支持の分析ーポピュリズムか,有権者の合理性か」

本書は2018年12月に上梓された書籍で、大阪で維新の会(以下、維新)が支持されている理由と第1回の大阪都構想の住民投票の結果が反対多数となった理由とを、単なる印象論に留めずに実証的な分析を交えて要因を明らかにしたものです。今さらながら本書を読も…

本渡章著「古地図でたどる大阪24区の履歴書」

5月に刊行された書籍ですが、ようやく読了。 現在の大阪市の行政区の増減を通じて、大阪市の発展の歴史が記述されたものですが、各行政区の特色や歴史も割と詳細に記載されていて、私的好奇心をくすぐる書籍でした。 イラストや古地図などの過去の地図なども…

佐島勤著「魔法科高校の劣等生」

今年7月から9月まで放送された「魔法科高校の優等生」を観ていて興味が湧いたので、今更ながら原作の「魔法科高校の劣等生」本編32巻とショートストーリー1巻、スピンオフ3巻をKindleで一気読みしてみました。 久しぶりにライトノベルを読みましたが、結構な…

歴史には様々な視点があって良いと思います

「明治維新は薩長によるテロだった」と言い切るのも歴史に対する一つの視点だと個人的には思います。 そもそも歴史の見方に正解はありませんしね。 あるのは史実を見た人々それぞれの感想のみだと思います。個人的には司馬史観が間違っていると断じるつもりは…

新九郎、奔る! 第8巻

ネタバレ注意 新刊の内容に触れている文言があります。ネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。表紙は顔も性格も濃い駿河守護今川義忠。 新九郎が表紙を飾らないのは初めてではないでしょうか?長らく続いた応仁の乱も、文明5(1473)年の西軍の総帥…

みなもと太郎氏死去

歴史ギャグ漫画「風雲児たち」の作者、みなもと太郎氏が亡くなりました。 コミック乱での休載が長引いていたので一抹の不安があったのですが、その不安が現実のものになってしまいました。漫画「風雲児たち」は私の歴史好きの原点となった作品の一つです。 …

峰宗太郎・山中浩之「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」

以前、河野太郎ワクチン担当大臣が3月にブログで勧めていた本ですが、今月ようやく読んでみました。 ウイルス免疫学を専門とする峰宗太郎氏と日経ビジネスの山中浩之氏の対談形式となっていて、内容としては、新型コロナウイルスとは何か、PCR検査とは何か、…

紫堂恭子先生の「辺境警備」は今でも読み返しますね

今週のお題「一気読みした漫画」一気読みをした漫画となると、そもそも読み始めた時点でそれなりの巻数が発刊されていることが前提条件になります。 たいていは、連載開始後まもなくに評判を聞いて読みはじめることが多かったので、個人的にはある程度巻数が…

人の褌で相撲を取る輩は退治されるべきですが

上記の記事でも指摘されていますが、今回の裁判で追徴金が課せられたのは注目すべきところだと思います。 仮に自己破産の申し立てを行っても追徴金からは逃れられませんし。 こう言った人の褌で相撲を取る輩に対しては、懲役などよりも財産刑の方がより効果…

昭和天皇物語 第8巻と海帝 第8巻

昭和天皇物語と海帝の第8巻が発売されたので、早速購入して読んでみました。 昭和天皇物語 第8巻 今回は、満洲某重大事件こと張作霖爆殺事件の事後処理から満州事変の勃発まで。 様々な事件が発生する中で、個人の感情と君主の責務との間で揺れ動く若き昭和…

新九郎、奔る! 第7巻

ネタバレ注意 新刊の内容に触れている文言があります。ネタバレになる可能性もあるのでご注意ください。 新九郎、奔る! 第7巻 新九郎、奔る! の第7巻が発刊されたので、早速購入して読んでみました。 新九郎の姉、伊都が嫁いだ駿河の今川家の描写もあり、…

昭和天皇物語 第7巻と海帝 第6巻・第7巻

いずれも昨年発売されていましたが、昨年秋からは帰宅してはすぐに爆睡するという日々ばかりでしたので、全然読めていませんでした。 ようやく読むことが出来たので少し感想を書いてみたいと思います。 昭和天皇物語 第7巻 いよいよ昭和天皇とタカの夫である…

新九郎、奔る! 第5巻・第6巻

久々にゆうきまさみ先生の「新九郎、奔る!」の感想を。 荏原編からビッグコミックスピリッツの隔週連載に移籍したので、新刊発刊のスピードが早くなっていますね。 新九郎、奔る! 第5巻 領主名代として東荏原で日々奮闘する新九郎。 命を狙われたり、周囲…

久しぶりに久米田先生の作品を読みたくなってきました

この10年近くは漫画を読む量が減っていたので、全然久米田先生の作品を読んでなかったなと。 さよなら絶望先生も途中までしか読んでませんでしたし。 このインタビューは、久米田先生の独特な考え方がよく分かり、とても興味深く読ませてもらいました。久米…

きまぐれオレンジ⭐︎ロードは夢中になって読んだ作品の一つでした

きまぐれオレンジ⭐︎ロードは高校時代に夢中になって読んでいました。 週刊少年ジャンプは、時代と共に様々な名作を世に送り出していますが、個人的にはあの頃が黄金時代の一つだったのではないかと思っています。この作品の中では、ヒロインの鮎川まどかとい…

ネタバレがどこまで楽しみを減らすかはストーリー次第かなと

『新九郎、奔る!』の人物紹介欄にネタバレ感を覚える、という意見があって、実は僕自身も「うん、そうだよね」という気分があったりする。「のちの伊勢宗瑞(北条早雲)である」を入れるか入れないかの議論は第1話の開始時からあって、僕は入れなくてもいい…

出口治明氏著「哲学と宗教全史」読了

以前からあった「哲学」と「宗教」への興味 昨年刊行されて評判になっていた本ですが、ようやく読み終えました。 手に取った理由は、以前から哲学と宗教というものに興味を持っていたからです。哲学はともかく、宗教に興味があると言えば、いささか胡散臭い…

新九郎、奔る! 第4巻と昭和天皇物語 第5巻・第6巻

久々に「新九郎、奔る!」の新巻が出たので早速購入。 また、昭和天皇物語の5巻と6巻も併せて購入してみました。 新九郎、奔る! 第4巻 舞台は備中伊勢氏の本貫である備中荏原郷へ。 父盛定の名代として荏原郷へ赴く新九郎。 従う家臣は、荒川又次郎、在竹三…

海帝第5巻読了

このご時世、休日は買い物以外の外出がままならず、ほとんど自宅で過ごしています。 また、空いた時間をFP(ファイナンシャルプランナー)の受検勉強に充てようと考えていたのですが、今度はその検定も中止になってしまいました。そこで積んでいる書籍やコミ…

風雲児たち幕末編 第33巻

風雲児たち 幕末編(33巻)posted with ヨメレバみなもと太郎 リイド社 2020年01月27日 楽天ブックスで購入楽天koboで購入Amazonで購入Kindleで購入7netで購入 大老井伊直弼の横死後、学習院(京都学習院)を根城にする過激な攘夷派公家や薩・長・土諸藩の思…

新九郎、奔る! 第2巻・第3巻

積読状態だった新九郎、奔る! 第3巻をようやく読みました。 そう言えば、第2巻の感想を書いていなかったのを今更のように思い出しましたので、併せて書いてみました。 新九郎、奔る! 第2巻 新九郎、奔る!(2)posted with ヨメレバゆうき まさみ 小学館 2…

海帝第3巻、第4巻読了

遅くなりましたが、ようやく星野先生の「海帝」第3巻と第4巻を購入して読んでみました。 当初よりは航海がゆっくりと進んでいますが、その分、並行して鄭和の生い立ちが語られていて、ありがちな宦官像とは異なる鄭和の為人がよく分かる展開になっています…