やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

大量閉店に対する見方について考えさせられた2つの記事

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幸楽苑で大量閉店を実施するという記事。
いきなりステーキでも大量閉店の話がありましたし、景気後退から飲食業界で大量閉店の動きが続いているのかなとだけ思っていたのですが。

こちらの記事では別の視点から記事が書かれていました。
どうやら、人手不足で人件費が高騰する中、ボリュームより収益を重視する姿勢に転換したということのようです。
昨年の水害でセントラルキッチンが被災し供給がストップしたことからも、リスクヘッジを図ることも目的としているようですね。
このように記事を読むと、大量閉店が必ずしも後向きの経営と決めてかかるのは早計なのかなと思えてきます。

特に飲食店のチェーンでありがちですが、少し有名になるとフランチャイズなどを利用して一気に多店舗展開を図って量的拡大を図るところが多いですね。
ただそれは、売上の拡大が収益の拡大とリンクしていた時代の経営戦略でしょうし、今のように人手不足で人件費が高騰し、そもそも人手の確保が困難になっている状況では、単純にドミナント戦略でボリューム拡大を図るのは無理があると思います。
量的拡大を抑えて収益の確保を狙う手法は、今の時代においてはより確実性の高い手法ではないかと思いますね。

そう考えると全国的な多店舗展開が必ずしも最適解ではないとも思います。
提供するものに自信があるのなら、特定の地域だけに店舗展開をすることで、旅行の際に食べに来てもらうという手法もありだと思いますしね。

以上、2つの記事から個人的に色々と考えてみました。
同じ話題でも、複数のメディアの記事を見比べてみるのが大切だと感じた今回の事例でした。