やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

今回の「亡命」事件で金門県という存在を初めて知りました

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福建省廈門市から台湾まで7時間かけて泳いで渡ったという話で、何と剛気なと一瞬思ったのですが、廈門市の対岸にある中華民国領の金門県に渡ったという話で、さすがに台湾本島まで泳いだというわけではなかったようです。
もちろん、7時間かけて泳いで渡ること自体が十分に剛気なことではありますが。

他に驚いたのが、廈門市の目と鼻の先に金門県という中華民国領があったという事実ですね。
しかも行政区画が福建省。この福建省の中でも今回話題になった金門県全域と、連江県島嶼部は中華民国の実効支配下にあるということで、中華人民共和国側も福建省全域の実効支配は未だ出来ていないということですね。
もっとも、中華民国福建省は1996年の「虚省化」、2019年の福建省政府の閉鎖により、今では名目上の存在になっているそうですが。

ただ、この金門・連江両県は中華人民共和国と目と鼻の先にある中華民国領ということで、何となく、かつての東ドイツドイツ民主共和国)内の西ベルリンを彷彿とさせます。
個人的にはチベットウイグル、香港問題などで中国共産党が急速にファッショ化しつつあると考える中では、中華民国の最西端の地として、非常に重要な地ではあるのかなとは思いました。