松井大阪府知事と吉村大阪市長が同時に辞任し、それぞれが大阪市長選、大阪府知事選に立候補する、いわゆる入れ替えダブル選について、党利党略との批判がでていますが、個人的にはとても合理的な行動だと思いました。
理由は以下の通りです。
一つ、そのままの出直し選なら、任期はともに今年の12月までで、再び知事選と市長選が行われるため、二重に選挙費用がかかる。(それでも、既成政党は選挙費用の無駄遣いと批判しますが)
むしろ、大阪府議選、大阪市議選と同日にすることで選挙費用の削減が図れる。
二つ、知事と市長を入れ替えても職務を遂行できるという事実を示すことで、都構想の正当性をアピールできる可能性が高い。
三つ、もともと大阪都構想の代替として大阪の自民党が提唱した大阪会議(大阪戦略調整会議)が運用できなかったこともあり、再度都構想の民意を問い、府知事・市長ともにゼロ打ちで当選したのが前回の2015年の選挙であった。現状、特に大阪市会で都構想の議論が停滞しており、今回、これまでの府市協調の取り組みを踏まえた都構想への民意を問うことは意義がある。
こう考えると非常に合理的に見えるのですけどね。
まあ、それはともかく。
松井知事と吉村市長が辞任を発表した同日に、竹山堺市長がこのような発表を行ったのは偶然の一致なのでしょうか?
また、維新の議員に対して厳しい追及を行なっていた、堺市の維新以外の各会派(公明党、自民党、ソレイユ堺、共産党)は竹山市長の件に関してはダンマリを決め込んでいるような気もしますけどね。
動議が出され採決するも目視で少数否決と判断。
— a⃣y⃣a⃣k⃣o⃣ (@chimakintoki) 2019年2月12日
傍聴席からのクレームで再度起立人数をはかり直すと結局は起立多数で可決。議長は『誰や』と女性スタッフに圧をかけ、傍聴席で発言した市民の特定をさせる。
流石トップの市長が杜撰だと、議会運営も杜撰な堺市議会。
これ、民主主義の崩壊ですよ。 pic.twitter.com/MkWcpSzB7o
まあ、市議会議長からしてこの体たらくのようなので、果たして市長への追及がなされるかは疑問ですが。
ここからどう動くかは堺市民次第ですね。