やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ペイオフ解禁延期

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とうとう、ペイオフ解禁の延期が発表されました。

恐らく、これを機会に容赦の無い大ナタが金融機関に振るわれるのだろうと思います。

厳格な不良債権の査定+下落し続ける株価→自己資本比率の減少→業務停止命令&国有化、今まで比較的小規模の金融機関に対して行われてきたサイクルが拡大再生産されるのはほぼ確実な情勢になってきました。

おそらく8%という自己資本比率を死守するために、大手行は更なる融資の引き締めに向かうでしょう。自明の理です。

かつて大企業はリストラ・下請先の選別と称して、多くの中小企業を潰してきました。そして中小企業向けの金融機関の破綻や金融機関の萎縮によって、そこに資金繰りを依存してきた多くの中小企業もまた潰れました。そして、その中小企業で働いていた人たちも消費者でした。結果、多くの市場が失われることになっています。以前、私が自分で自分の足を喰うタコと言ったのは正にこの事です。

弱い企業を淘汰する事(金融機関も含めて)は、長期的な政策としては全くもって正しいことなのでしょう。ですが、その後の雇用についてもしっかりした対策を取らないと結局は市場が更に狭まるだけだと思います。

現在はフリーターやパラサイトシングルなども存在するために極端に目立っていませんが、臨界点を超えれば失業率などはあっという間に上がってしまうでしょう。そして、高い失業率が更なる社会不安を呼び起こすのは過去の歴史を見てもこれまた自明の理だったりします。古来、パンや米が不足しても社会が安定したままであったという事は私自身聞いたことがありません。

これからの金融・経済政策はスピードが勝負だと言う竹中大臣の意見は正にその通りだと思います。ですが、問題はその施策の内容ですね。それを誤ると、今度こそ本格的な恐慌に陥る可能性すらあります。

もっとも職が保証されているお歴々には、無い者の気持ちなんぞは解らないのかもしれませんが。