やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

需要を無理矢理抑えることだけが唯一の解決策なのでしょうか?

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臭い物には蓋という、我が国の国民性の悪い面が出ているような気がします。
誤解されそうなので先に書いておきますが、私は、子供がアダルト作品に接したり、子供を性的な鑑賞の対象にされるのは望ましくないと考えています。
ただし、それはアダルト作品全体を念頭に置いています。だからこそ、なぜアダルトゲームやアニメだけを狙い撃ちにするのか、それだけがどうして人間性を破壊するものなのかというのが、論理的にピンと来ないんですよね。
どうも、マンナンライフの一件と同じで、叩きやすいところを大げさに叩いて大多数の人間の安心感を与えるというあざとさが透けて見えるような気がします。
それは、かつてのナチスドイツが、ユダヤ人を迫害して大多数のドイツ人に安心感を与えたというところにも似ているような気がします。

一方で、このような悲しい現実もあります。
目先のお金で我が子を売る親たち。
とてもあさましい実態ではありますが、これもまた現実です。
性的迫害から子供を守るためには、このような現実にも向き合う必要があるのでは無いでしょうか?
これはあくまでも一例でしか無いのですが、どのようなものであれ、問題の原因には複数の事象が絡み合っているのが普通です。
それらをなるべく広範囲にわたって検証し、総合的な解決策を模索しない限り、根本的な解決には至らないのではないかと思います。ましてや、事が人間の欲望に関わるものだけに、余計にそう思います。
単純な規制だけで物事の根本が解決出来ないことを、賢明な議員諸氏はもっと深く考える必要があるのでは無いでしょうか?