やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

100名城の旅・その3〜高松城

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今回の讃岐うどんの旅に合わせて、100名城探訪もやってみました。
ただし、時間の都合で高松城だけになってしまいましたが。
出来れば、徳島城丸亀城も探訪したかったのですけどね。

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高松城は別名玉藻城と呼ばれています。
この名を聞いた時に、とっさに思いついたのが鳥羽上皇に寵愛されたと言われる玉藻御前だったのですが、柿本人麻呂が讃岐の枕詞として使った「玉藻よし」から来ていることを初めて知りました。
鳥羽上皇に疎んじられて、やがては保元の乱によって讃岐へ流された崇徳上皇との繋がりを考えていたのですが、どうも深読みし過ぎたようですね。
残念ながら天守閣は現存しませんでしたが、櫓が幾つか残っていて、それらを拝むことが出来たのはとても良かったです。
そして、三大水城の一つに数えられるだけあり、堀に海水が引かれている現場も目の当たりに出来たのも楽しかったです。

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あと、特筆すべきなのは披雲閣でしょうね。
江戸時代には政庁や城主の住居として使われた披雲閣ですが、現存する建物は大正期に元城主家の当主だった松平賴壽伯爵によって、私財を投じて建築されたものです。
中には入らなかったのですが、外観だけを眺めていてもなかなか壮観でしたね。
城郭内にこのような御殿が残されているのは、本当に少ないんじゃないでしょうかね?
都市のど真ん中で、侘びとか寂びなどという言葉をとても実感しましたよ。