やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

精神的に追いつめることだけが解決策ではない

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このような「必ず事故は起こりうる」という発想から、危機管理を組み立てることはとても大切な事だと思います。
このような時に幅を利かせるのが、根性や気合などといった「精神論」ですが、その「精神論」自体が社員を追い込んでしまうことが少なくないんですよね。
しかも、ミスに対しても厳罰主義で臨んだ結果が、あの大惨事だったわけですし。

社員を追い込んで結果を上げさせるというのは、様々な企業において採られている手法ですが、それ自体が企業のリスクの原因となることも多いですね。
例えば、過度のノルマが顧客軽視の営業へと走らせたり、余裕の無い緻密な作業工程が社員の精神を蝕んで大事故へと繋がったりということはよくあることです。
大切なのは、社員という人間の力には限界がある事を、経営陣や管理職が認識することだろうと思います。
それがマネジメントだということだろうと思います。
確かに給料を貰っている社員は自分自身で能力を高めるのが道理だと思いますが、それがやりやすいような環境を作り上げるのは上司の役割ではないかと思うんですけどねえ?