やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

先食いマーケティングの陳腐化

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これほど我が国の経済が成熟化したと言われ、かつ、大小様々な「バブル」の崩壊局面をリアルタイムで見続けていれば、消費を抑制する方向へ向かうのは理に適っていると思いますけどね。
我が国の不動産バブルやITバブル、また、アメリカのサブプライム・バブルなどに共通しているのは、将来の消費者の収入が無限に増大するという幻想を振りまくことで、将来の消費を先食いしてきたという点でしょう。ですが、わずか数年前よりも、経済は更に成熟化していますし、もはや、そのような先食いのマーケティングは、ますます通用しなくなっているように感じます。
このような状況下で、おそらく企業は「消費しない」若年層よりも「消費する」層へとターゲットをシフトするでしょうが、それは目先だけを取り繕うマーケティングでしかありません。
大切なのは、そのような「手強い消費者層」にいかにして自社の製品・商品を売るかという姿勢ではないかと、私などは思うんですけどね。