私の地元では、一番大きな寺社仏閣といえばやはり石切劔箭(いしきりつるぎや)神社となるのですが、ここは敢えて、河内国の一之宮である枚岡(ひらおか)神社を紹介したいと思います。
枚岡神社は、近鉄奈良線枚岡駅の近くにある神社で、駅前からまっすぐに参道が延びています。
以前は踏切を挟んで参道がまだ下まで延びていたのですが、枚岡駅のホーム延長に伴って踏切が廃止され、参道はホームで遮断された格好になってます。
創建は紀元前と古く、奈良時代に祭神を奈良の春日大社に分祀したことから元春日社とも称されています。
中世には河内国の一之宮とされましたが、もともと旧河内国の国域が北は枚方から南は河内長野まで南北に長い上に、南北を貫く交通網も整備されていないので、現在の北河内や南河内に住む人たちにはなじみが薄いと思います。
ですが、近くには梅林があり、春には遠く大阪平野を眺望しながらのお花見が楽しめますし、秋には薪能や勇壮な布団太鼓の宮入りが行われる祭礼や紅葉狩りなどと、様々な風情が楽しめる場所だと個人的には思います。
近鉄奈良線を使えば、大阪市内からもそれほど時間はかかりませんし、是非遊びに来て頂きたいですね。
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