やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

真田丸第17回「再会」

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様々な「再会」

今回のタイトルは「再会」
そのタイトルの通り、様々な「再会」が作中に込められていました。
真田丸の各回のタイトルはいずれもたった二文字ですが、それを一貫して各回のテーマに据えているところが凄いと毎回思います。

上田の昌幸と大坂の信繁に見る「情報の格差」

今回は、天下人秀吉の元で政治的な駆け引きを目の当たりにしている信繁と、中央から遠く離れて情報も少ない上田で判断を誤らせつつある昌幸との対比がとても印象的でした。
三成の徹底した情報統制もありましたが、現代のような通信手段を持たず情報を手に入れる術も限られている当時においては、いかに昌幸が謀将であろうとも的確な判断には限度があるものだとも思いました。
ドラマを観る側は歴史を知っていますが、ドラマの中の登場人物は当然ながら千里眼ではありませんしね。
その「情報の格差」の中で悩みながら行動するさまを見せることで、ドラマによりリアリティを持たせていると感じました。

家康の秀吉への臣従を受けて

で、秀吉と家康の間では、真田攻めの停止や人質のやりとりなどの駆け引きがありましたが、史実通りにようやく家康が秀吉に臣従。
いよいよ真田家も正念場を迎えることになりました。
ただ、未だに上洛しない昌幸への秀吉の感情はあまり良くないでしょうし、そこを秀吉の馬廻衆となっている信繁がどう立ち回るか、また、腰の重い昌幸を信幸がどのように説得するか。
この辺りが次回の鍵になるような気がしますね。