今回の最高裁の決定は道理ですし、最高裁まで上告した親の常識を正直疑いました。
訴えられた側は、損害賠償訴訟を提起してもいいのではとも思いました。
一方で、地裁の判決との反応の差異についての指摘が、はてなブックマーク上にもあり、少し考えさせられました。
両方の記事を見比べて感じたのは、地裁の判決の記事では子供のPTSD発症に焦点が当てられていたのに対して、最高裁の決定の記事は子供の親の非常識な行動に焦点が当てられていました。
この論調の違いから、はてなブックマーク上でも反応の違いが出てきたのかなとは思いました。
新聞などのマスメディアは必要ないとネット民はよく言いますが、肝心のソースはマスメディアに依存しているという事実が現れたとも言えますね。
文章がコンパクトにまとめられますし、事件について多面的に書くことは物理的には無理なので、特に新聞記事はどうしても興味を惹くように書かれる傾向にあります。
だからこそ、マスメディア各社がそれぞれの視点で記事を書くことが重要なのだろうと思います。
また、限られた記事から事実を読み取るリテラシーが必要なのかなとも個人的には感じました。
その基本は、複数のソースに当たることでしょうね。
玉石混交な情報が氾濫する現代だからこそ、よりその事が求められていると思いますね。