やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ブロックチェーンを利用した選挙の仕組みは取り組む価値があると思います

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仮想通貨を支える技術であるブロックチェーンを利用し、従来の紙の投票からネット投票への移行を提案する話が出てきました。
上記の記事によれば、現に株主総会で適法に運用された実績があるとのことなので、注目すべき手法だと思います。

ネット投票については、インターネットの普及を通じてこれまでも議論になることはありました。
メリットとしては、わざわざ投票所へ行くことによる時間のロスの削減や、投票所へ行くことを嫌がる有権者を投票に向かわせることによる投票率アップへの期待、そして、開票作業時間の大幅な短縮などが挙げられると思われます。
ただこれまでは、ネット上での本人確認をどうするかやクラッキングなどによる改竄への対応など、投票の信憑性をどのように担保するかが課題でした。

ですが、ブロックチェーンを活用すれば、上記のデメリットを解消できる可能性が出てきました。
更にマイナンバーカードや生体認証も利用すれば、今の投票所での投票以上に本人確認を厳密に行えますしね。
使いやすいユーザーインターフェイスをどうするか、システムにおいていかにスムーズにデータを連携させるか、有権者リテラシーの向上や意識改革、一般的な方法での投票が困難な障碍者への対応など、解決しなければならない課題は山積していますが、取り組む価値は大いにあると個人的には思います。

このような話を出すと、必ず「出来ない理由」を探し出してくる人がいますが、そのような人は社会の利便性向上に興味が無いのかとは思いますね。
出来ないからやめておこうとなれば、結局は現状維持で何も変わりません。
おそらくはその「何も変えない」ということ自体が、ここ何十年かの我が国の停滞を招いている元凶だと思います。
現状をより良くするために、何かを変えるために取り組むことは今後の我が国には最も大切なことなのではないでしょうか?
少なくとも私は、そう言った「社会をより良くするために現状を変えようとする人々」を応援したいですね。

投票のイラスト