上記記事で紹介されている元文科事務次官の前川喜平氏のツイートがこちら。
政治家には言えないから僕が言うが、日本の有権者はかなり愚かだ。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) 2021年11月3日
今回の衆議院議員総選挙がご自身の意に沿わない結果となったからかもしれませんが、言うに事欠いて有権者を愚民呼ばわりはさすがにどうかと思います。
ましてや前川氏は行政の事務方トップだった人で、有権者の負託を受けた政治家が策定した法令を官僚として行政において忠実に執行する立場を経験しているわけで、より有権者の付託というものを知悉していて当たり前だと思いますけどね。
もちろん、今は私人なので言論は自由でしょうが、それにしても限度があると思います。
客観的に見て仮に有権者が「愚か」だったとしても、それを修正するのは有権者自身です。
過ちがあったとしても、多くの人がやがてそのことに気づくことによって方向性が修正され、回り道をしながらも少しでもましな方向へ進んで行く。
民主主義とはそう言うものであろうと思いますけどね。
エリートが有権者を愚民呼ばわりして、上から目線で教導するがごとく発言することは、民主主義社会においては下の下の行為だと思います。
そのようなことをすればするほど、民心が離れて行くということをなぜ理解出来ないのだろうかとは、個人的には思いますね。